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札幌から浅草・鎌倉1泊2日の旅 (10終)
北鎌倉駅のすぐ傍にある『東慶寺』は、群馬県の満徳寺とともに、2つしかない幕府公認の縁切寺の一つでした。
江戸時代までは女性からの離婚はできなかったので、このお寺に駆け込みました。
『東慶寺』は尼寺で男子禁制。お寺が妻を保護して、足掛け3年といいますから2年から3年このお寺で修行をつむことで、離婚が許される事が多かったそうです。
男尊女卑が常識だった時代、きっと命がけで逃げるようにやってきたのではないでしょうか。
女性にとって、唯一の切り札だった縁切寺。
見ている景色が、駆け込んだ女性たちと同じ視線なんだと思うと、現代に生きている自分と違いを感じずにはいられませんでした。
明治5年(1872年)に女性からの離婚請求権が認められるようになるまで、縁切寺のこの制度は続いていたそうです。
鎌倉では、最後まで雨が止む事はありませんでした。
さっきまで、冷たい雨がイヤだったけど、気づけばそんな事も忘れてる。
最後がこのお寺でいかったわ。
甘っちょろいおばちゃんの心が、ちょっとだけ、神妙になりました。
一泊二日の旅ではありましたが、おかげで心残りができました。
という事は、もう一度おいでと鎌倉が言っている、という事だよね。
いつかまた、行ってみたいと思います。
まっすぐな仏像に 吸い込まれそうになりますね?
縁切寺? ここを必要とする人もいたのでしょうね
話を聞いてくれる理解してくれる守ってくれる・・・どんなにか安心だった事でしょう?
追伸 仲良し夫婦が行っても だいじょぶだったんでしょうか?
すみれさんへ
この空間を、必死で駆け上がった女性が何人もいたんだろうなと想像しました。
今の生きている自分は幸せですね。
このお寺には、私だけ入りました。
たまたま、旦那さんは疲れたからというので休んでいただけなんですけど。
たしか、男性も見学していたように思います。